バイクに乗るなら知っておきたい用語

自動二輪に乗るとなると、専用の言葉がいくつか登場してきます。

最初は何のことか知らなくても、しばらくバイクに乗っていたりすると自然と情報として入ってくるものです。

そうしたバイク用語は専門の自動二輪の情報誌やWebサイトで詳しく説明をされていたりしますが、サーキット場などにいくといきなり前説明なしでじゃんじゃん使われてきたりするので、初心者は会話についていけずに肩身の狭い思いをしてしまったりします。

そんなときのために、最低限おさえておきたい用語についてはおさえておくようにしましょう。

走行テクニックについての専門用語

ジャックナイフ

道路走行をするとき、「ジャックナイフ」という用語は二種類の意味で使われます。
一つ目がバイクの高等テクニックとしての「ジャックナイフ」で、もう一つが走行中に大型車がブレーキ制御をすることができなくなる危険な状況をさす「ジャックナイフ現象」です。
バイクテクニックの場合、走行中に前輪のみを地面につけ後輪を浮き上がらせるという方法です。
急ブレーキなどで勢いを殺しつつバランスをとらないといけないので、かなり高度な技術を必要とします。

ウイリー

ウイリーは比較的知名度の高いバイクのテクニックです。
これはジャックナイフとは逆に後輪のみを地面につけて前輪を浮き上がらせるという方法です。
ジャックナイフが静止をした状態で行うのに対し、ウイリーの場合そのまま前方に走行することができるのが特徴です。

コーナリング

バイクを運転するときの上手い・下手を決めるのはコーナーでの曲がり方です。
コーナリングとはサーキットなどで滑らかにカーブを抜けるときの動作全般を言います。
このときコーナリングの「イン・アウト」といった言葉も使われますが、これはコーナーに入る直前の位置と抜けるときの位置がどうなっているかということを示すものです。

バイクの部品についての専門用語

あそび

クラッチやブレーキを握ったとき、動作をしてすぐに効果がでるのではなく必ず少し実際の動作前には余裕となる部分が設けられています。
この余裕のことを「あそび」といった言い方をします。
ブレーキやクラッチ以外の部分にも必ずこのあそびは付けられているので、それをどのくらい保つかが安全のための機能になります。
基本的な整備チェックリストにも必ず載っている項目なので、愛車のあそびについてはきちんと把握しておくようにしましょう。

なめる

バイクにはたくさんのネジやボルトが使用されていますが、中古車など年季が入った車種になってくると何度もネジやボルトを締めたり外したりすることにより、ネジ穴や六角ボルトの角が変形してしまったりします。
これが「なめる」という状態のことで、ネジやボルトがなめてしまうと普通の工具では外すことができにくくなってしまいます。
新しい車種でもきちんとサイズのあった工具を使わずに作業をするとすぐにネジ穴がなめられてしまうので、メンテナンス時には正しい工具を使うようにしましょう。

 

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