バッテリー交換時に用意するもの

バイクのライトやウインカーなど電装機器の動力として使用されるのがバッテリーなのですが、長年使い続けているとどうしても電力の蓄電がしづらくなってきます。
またはライトをつけっぱなしにするなど電力を急激に消費すると交換をしなくてはならなくなるので、出先でそうしたトラブルが起こった時には自分で交換できるようになっておくと便利です。

まずバッテリー交換を自分で行うときに必要となる用具として、雑巾や軍手、それに紙やすりや金属ブラシがあります。
プラスとマイナスのドライバーがあれば工具を外すことができるので、車載工具の他に見に修理キットとして持っておくと便利です。

バッテリーは残量が少なくなっている時であっても電気は本体に流れているので、作業中に感電が起こらないようにゴム手袋をしたり保護メガネをつけたりしましょう。

バッテリー交換の手順

バッテリー交換をするときにはまずはそれぞれのバイクの取扱説明書に従ってどこにバッテリーがあるかを確認してカバーやカウルを取り外します。
ほとんどの車種ではシートの下の部分に搭載されているのでシートを傷つけないように取り外しましょう。

バッテリー交換作業をする時にはしっかりとエンジンを止め、キーを抜いてライトのスイッチをOFFにしておきます。
バッテリーの上面には+端子と-端子の2つの極があってそれぞれにコードがつながっていますが、このとき取り外しは必ず-側から行うようにします。

-端子を外してから+端子も外すことでバッテリー本体を動かすことができるようになるので、固定金具をドライバーを使って取り外します。
交換用のバッテリーは純正品もしくは適合品を用意しておき、取り外した時と同じように設置します。

外した時と逆の手順で取付金具をつけ、そこに端子をつないでいきます。
端子のつなぎ方は最初とは逆で、まずは+側から先に取り付けて次に-端子をつけます。

取り付ける時にはナットをきちんと締めておくことを忘れないようにします。
あとは外したシートやカウルを元通りにすれば完成です。

なお使用済みのバッテリーは内部に濃硫酸が入っていることから、一般ごみとして出すことはできません。
カーショップなどでバッテリー回収を行っていることがよくありますが、処分にはそれぞれの自治体の条例に従って行いましょう。

バッテリー交換はコツさえつかめば誰でも簡単にできるバイクメンテナンスの初歩ですが、最新のバイクの場合機器制御のほとんどを電装で行うのでいきなり取り外すとそれまでのメモリが消えてしまうことがあります。

そうしたことがないようにあらかじめ予備用の電源を用意しておくこともできます。
お店ではそうしたバックアップ用電源装置がありますが、個人で交換する時には気をつけましょう。

 

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