パンクする理由

走行中に起こるトラブルとして非常に多く見られるのがパンクです。
JAFロードサービスの統計をみても、一般道路で起こる出動理由の第二位(15.64%)、高速道路では第一位(34.07%)となっています。
バイクのみの統計でもパンクに関する出動は年間第二位の原因となっているので、自分だけは大丈夫とは思わずしっかりと対応をしていくことが大切です。

とはいえパンクは突然のトラブルとして起こることが多いものなので、まずはどういったことが原因でパンクが発生するかということを理解する必要があります。
バイクの場合パンクの症状はどういったタイヤを使用しているかによって異なります。
バイク用タイヤには大きくチューブタイヤとチューブレスタイヤがありますので、まず自分のバイクが搭載しているタイヤがどちらであるかということをしっかり理解しておきましょう。

チューブタイヤの場合内部に空気が充満していることから釘などの異物が刺さってしまった時、一気に空気が抜けていきます。
そのまま走行を続けているとホイールやチューブを引きずりながら走行することになるのでバイク全体の故障の原因になります。

一方のチューブレスタイヤの場合、釘などが刺さってもただちにすべての空気が抜けるというわけではありません。
しかし釘が刺さったまま走行を続けていると空気が少しずつ抜けたり、別の衝撃があったときにタイヤが避けるなどの危険があります。
空気圧をチェックしていつもより減っていると感じたらタイヤ全体を確認して傷や異物が刺さっていないかを見て見るようにしましょう。

もし釘を見つけてもすぐに引き抜いてしまうとそこから一気に空気が抜けてしまう危険があります。
手持ちの工具で修理をするのは難しいので、釘をみつけたら急ブレーキや急発進をできるだけ避けながら近くの修理店で見てもらうようにしましょう。

修理キットの使い方

近くに修理店がない場合にはパンク修理キットを持っていれば応急処置をすることができます。
パンク修理キットはすべてのバイクで同じく使用できるというわけではなく、車種によって適合するものが異なってきます。

購入時には自分のバイクに適したものであるかをチェックしてから携帯していくようにしましょう。
主な修理キットの使いな方の流れとしては、まず異物を引き抜いたら速やかにラバーセメントと修理用プラグとラバースティックを埋め込みます。

穴を塞ぐと同時にエアバルブから空気を注入することができるケミカルキットもあるのでそちらも用意しておくととりあえず対応をしていくことができます。
詳しくはそれぞれのキットの取説に詳しく記載されているので、よく読んだ上で使用してください。
ただし修理キットはあくまでも応急処置なので、修理店がある場所まで出られたらあらためてきちんと整備を依頼してください。

 

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