公道でのタイヤの空気圧設定
タイヤの空気圧の単位
バイクのタイヤの空気圧を測る際に用いられる単位は、おもに「キロパスカル(kPa)」と「ポンド毎平方インチ(psi)」の2種類です。
日本では一般的にキロパスカル(kPa)が使われますが、これは国際単位系(SI)に基づいています。
キロパスカル(kPa)での空気圧の測定は、1平方メートルの面積に1キログラムの力がかかる圧力を表しています。
たとえば100kPaとは、1平方メートルの面積に100キログラムの力がかかる圧力です。
バイクのタイヤ空気圧は通常、200kPaから300kPaの範囲内で設定されることが多く、これはタイヤ1平方メートルあたり200~300キログラムの力に相当します。
タイヤの空気圧は、バイクの走行性能や安全性に大きな影響を与えます。
そのため、適切な空気圧に保つようにすることが大切です。
不適切な空気圧はタイヤの摩耗を早めたりハンドリングに影響を与えたりする可能性が高いので、定期的なチェックが推奨されます。
メーカーの指定空気圧とは
メーカーの指定空気圧とは、バイクの製造メーカーが推奨する、そのバイクのタイヤに適切な空気圧のことを指します。
バイクの性能を最大限に引き出し、安全に走行するために推奨されている数値です。
メーカーはバイクの重量、設計、使用目的などを考慮して、各モデルに最適なタイヤの空気圧を決定しています。
最適な空気圧とは、タイヤの摩耗を均等にし、燃費効率を高め、ハンドリングの安定性を保つ空気圧のことです。
適切な空気圧を維持することで、タイヤのパンクや損傷のリスクを減らせます。
メーカーの指定空気圧は、通常バイクの取扱説明書やフレームのステッカー、もしくはタイヤの近くにあるプレートに記載されています。
基本的にはこれを参考にして定期的にタイヤの空気圧をチェックし、必要に応じて調整する必要があります。
特に大きな荷物を積んだり二人乗りをしたりなど、通常とは異なる条件でバイクを使用する場合は、空気圧を調整することが必要です。
バイクの性能を最大限に活かし、安全な走行を確保するためにも、メーカーの指定空気圧を守りましょう。
指定空気圧から調整すると乗り心地が変わる?
指定空気圧から調整するとバイクの乗りやすさは確かに変わります。
空気圧を高くすると、タイヤが硬くなり、路面からの衝撃を吸収しにくくなります。
乗り心地は硬くなりますが、タイヤの接地面積が減少するため直進安定性は向上するでしょう。
また、燃費も若干良くなるなどのメリットがあります。
逆に空気圧を低くすると、タイヤの接地面積が増加してグリップが向上します。
ただし、タイヤが摩耗しやすく、そのせいで過度に変形したり発熱しやすくなったりパンクのリスクが高まることもあるので注意が必要です。
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