教習中に起こりうる事故の例

バイクの教習所では、教習を受ける人達の安全を確保するため一定の安全基準のもと実習用の器材が用意されています。
ですが、教習中にはどうしても運転の不慣れによる事故が発生してしまうことがあります。
教習中の怪我はそのあとの免許取得のためのモチベーションを大きく下げてしまい、中にはそれが恐怖心となって免許取得そのものを諦めてしまったという人も見られます。
ですので、教習中にはできるだけ怪我をしないように配慮をし、最後まで安全に教習ができるように十分に注意をするようにしましょう。

ですが怪我は自分でしたいと思ってする人はいないわけで、本人も思いもかけないようなところで起こしてしまいます。
そこでまずは二輪教習中に起こしがちな事故の例をいくつか挙げてゆくので、似たような場面に遭遇しそうになったらその防衛ができるように気持ちを準備しておいてください。

バランスを崩す

まず、最もよくある怪我の種類が「立ちゴケ」や「徐行ゴケ」といわれるものです。
これは教習の段階でもかなり初歩のときに起こすものなので、バイクの重みや大きさに慣れていないことからバランスをとることができずに起こしてしまいます。
ただ、教習を習得後のベテランライダーさんであってもこの立ちゴケは起こしてしまうものなので、そうなったからといってあまり悲観せず、実際の場面のための練習と思って転び方を覚えるようにしてください。
立ちゴケは、バイクを引いているときや下りたばかりのときに起こすものです。
バイクは中型のものでもかなり重い(200kg超)ものなので、女性はおろか男性でもかなり力に自信がある人でないと本格的に倒れそうになったときに踏ん張ることはできません。
よく「バイクは自分で立て直せないと免許が取れない」といった都市伝説がありますが、実際は自分では到底起こす力のないような女性や細身の男性でも多く免許を習得しています。
バイクを起こすときにはコツがあって、力任せに持ちあげなくてもうまくやれば倒れた状態を立て直すことは十分に可能です。
なので、あまり倒れることそのものを恐れずにいた方がよいでしょう。

立ちゴケや徐行ゴケになりそうだと感じたら、できるだけすぐ体をバイクから離して巻き込まれないようにすることが大切です。
自分のバイクの場合、倒れることで破損や傷が気になりますが教習所のバイクの場合それで何らかの破損が起きたとしてもその修繕費用を請求されることはありません。
ですので、無理に転べとは言いませんが一度くらいはこのバランス崩しは体験しておいた方がよいのではないかと思います。

 

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