狙われるバイクとは

バイクは自動車に比べてかなり盗難に合いやすい乗り物です。
最近では外国人によるグループでの窃盗が増えてきていることもあり、これまでなら「大丈夫だろう」と思っていた防犯対策では十分ではないということもあります。
そこで、大切なバイクを盗難から守るために知っておきたい情報をまとめていくことにします。
バイクを盗難から防ぐためには、どんなバイクがより標的になりやすいかということや、どこの地域はより盗難件数が多いかということを知っておくとかなり防犯意識に役立ちます。

人気車種は人目を引きねらわれやすい

6ff8868a3d60b5a8f9c01f17640e25ea_sまず警視庁によるバイクの盗難認知件数をみると、バイクは平成24年度で5,023券の盗難が届けられています。
これは平成23年度の6,429件に比べて21.9%の減少となっていますが、バイクそのものに乗る人の数が減ってきたことを考えると一人あたりが犯罪に合う割合自体が激減したとはいいきれない部分もあります。
少し古いデータですが、2009年に警視庁がまとめた都道府県別のバイク盗難ランキングをみてみると、ワースト1位は大阪府、2位が福岡県、3位神奈川県となっており以下東京、兵庫、埼玉、愛知、千葉と続いて行きます。
ただし数字を見ると大阪での盗難件数がずば抜けて高くなっているので、大阪や近県でバイクをよく使用する人は注意しておく必要があります。
また、バイク盗難保険会社とバイクロードサービス企業が行った調査によるバイク盗難の車種別ランキングをみていくと、最も多く盗まれた車種はホンダではCB400SFで、次いでホーネット250、フォツァと続いていきます。
YAMAHAのバイクではマジェスティ、マグザム、XJR1300といったこちらも人気機種が多くターゲットにされています。
人気車種に乗っている人は人目を引くところからより狙われやすいという意識は必要ですね。

半数以上が街頭で盗まれている?!

また盗まれる場所では、「街頭」が最も多く全体の割合のうちの56%超となっています。
通常バイクを降りて歩行するときにはハンドルロックとともにU字ロックを使ってタイヤを固定しているのではないかと思いますが、悪質な窃盗団にかかるとU字ロックのあるバイクもそのまま人の手やクレーンで持ち上げてトラックでもちさってしまうという手口もあるようです。
特に盗難の多い地域や人気車種に乗っている場合には、ちょっとバイクを離れるときにも必ずU字ロックをかけるようにし、しかもできればポールなど場所が動かせないところで固定しておくようにしましょう。

 

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