細かくポイントをチェックされる

大型自動二輪免許を取得するときには、教習所もしくは免許センターで直接技能試験に合格をしなくてはいけません。
技能試験の場合、普通の筆記による資格試験のように加点式で行われるものではなく、あらかじめ持っている点数が実技採点を受けることにより減点されていくという方式になっています。

それぞれの課題走行をするときに細かくポイントをチェックされながら減点を受けるわけですが、この減点数が合計30点を超えたところで不合格として認定されます。
なお試験中に30点以上の減点を受けるとその時点で試験は中止になり、再試験を最初から受け直さなければ合格をすることはできません。
ただし、完走すればそれで合格というわけではなく試験場によっては減点が多くても最後まで試験をさせ、最後に合格発表をするという方式をとる場合もあります。

試験官の目視で判定

減点はその試験を採点する試験官の目視によって判定をされます。
減点となる項目はあらかいじめ細かく定められており、走行中に減点行為となるものが発見されるとその時点でチェックが入ります。
減点基準は5点・10点・20点と、即試験中止になる「危険行為等」という4段階があります。
5点~10点くらいの減点はある意味仕方ないということもありますが、20点以上の減点を判定されるとかなり合格は厳しくなってきます。
ですので、技能試験で確実に合格を目指すためには試験中には絶対に20点以上の減点はされないようにするとともに、できるだけ減点されにくい運転方法を考えながらできるようになることが大切になります。

このとき注意したいのが、技能試験においては必ずしも運転のうまい・下手が基準になるわけではないというわけです。
もともとバイクの運転がうまい人などは試験中でも余裕を見せて自己中の運転を見せがちですが、それでは危険行為とみなされて不合格とされてしまうこともあります。
あくまでも試験の基準は公道を安全に、法規を守った走行ができるかということなので、多少大げさなくらいに安全を守っているということを見せる必要があります。

具体的には、発進前にきちんと安全確認(バックミラーの調整、ギアの位置確認など)をしてからエンジンをかけているかや、空ぶかしなどをせずに発進しているかといったところが採点の基準になります。
試験前には減点基準をしっかりと頭に入れ、単にうまく運転をするだけでなく安全な走行を心がけているということをしっかりアピールしていきましょう。

 

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