きちんとしてますか?愛車の保守
少し古いニュースになりますが、2011年に国土交通省の近畿運輸局が抜き打ちでバイクの保守点検実態調査をしたところ、全体の約7%が何らかの整備不良の状態であったといいます。
調査をしたバイクは駅前やスーパー、その他人の集まる施設など町中に駐車されたバイクでしたが、それでも7%はかなり高い数字であるということができるでしょう。
見つかった整備不良のうち最も多かったのがタイヤの摩耗で、整備不良車の約8割がこれに該当していました。
ついで灯火器の損傷も多く、目視をしただけでも整備不良であることがわかってしまうバイクに多くのライダーたちが乗っているということが深刻な問題として提起されました。
バイクは自動車に比べて破損や部品消耗が早く、自分である程度メンテナンスの知識を持った人でないと、不良の状態となっているかを見分けることができません。
転倒も事故によるものではなくいわゆる「立ちゴケ」のような日常的に起こる取り扱い方法の失敗で簡単に部品が破損してしまったりもするので、そのたびに自分でメンテナンスショップに出したり自分で部品を買ってきて修理をしなくてはいけません。
いつか修理しようと思っていつつついついのびのびになって、壊れた部品のままで乗り続けてしまっているライダーさんもたくさんいます。
毎日乗るのであれば安全管理のためにマメに点検はするのでしょうが、バイクを趣味として楽しむ人の場合には週に1~2回の乗車ならこのくらい、とつい油断をしてしまうのかもしれません。
またバイクは保険の費用も高く何かとお金がかかってしまいます。
そこでなんとなく細かいお金をけちっておいて、複数の個所で故障や不具合が起きたら本格的な修理をお願いしようと思っているケースもあります。
ですが整備不良のまま乗車をしていると、いつ突然に深刻な事故になってしまうとも限りません。
特に上記の調査で発見されたタイヤの摩耗は、2輪で走行するバイクという構造においてはかなり危険度の高いものです。
雨天の時には特に摩耗したタイヤではスリップが起きやすく、路面に引かれたラインや排水口の蓋部分に乗り上げただけで大きく車体が傾いてしまったりします。
コンディションのよいバイクは乗った瞬間から感覚が違っていて、快適な乗り心地となります。
事故を起こさないためという目的はもちろんのこと、もっとバイクライフを長く楽しむためにも、日常的な保守点検作業は欠かせません。
定期的にもよりのメンテナンスショップで見てもらうようにしましょう。
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