揺れを感じた際の対応方法

ここ近年、大規模な自然災害が全国的に発生していることからどの地域に住んでいる人であっても準備をしておく必要があります。
バイクや自動車を運転している時は軽い地震程度では気が付かないということもありますが、震度5以上くらいになってくるとバランスを崩すような衝撃を感じるようになります。

バイクは二輪で走行しますので、地震によって横揺れが起こるとバランスを取りにくくなり転倒の危険があります。
もし身体に揺れを感じたら速やかに減速してとにかくバイクを安全な道路の端に寄せるようにすることを心がけましょう。
地震がおさまるまでその場でじっとして、不用意に移動をしないようにするというのがポイントです。

大きな地震の場合、そこで道路が陥没したりアスファルトにひび割れが起こったりします。
揺れが小さいうちに移動をしようとする人もいますが、振動の中バイクを運転するのは相当難しいことですのでとにかく安全を確保することだけを優先させます。

地震によってバランスを崩して転倒をすると、道路の中を滑走していくようなことにもなるのでそれが周辺の自動車や歩行者を巻き込んだ大きな事故につながってしまうことがあります。
緊急に停車をする場合はできるだけ周囲になにもない開けた場所にすることが大切です。

特に注意が必要なのが建設中のビルやトンネル、高架線の下といった場所です。
地震の時には頭上から落下してくるもののために怪我をすることが多くあるので、身の回りだけでなく頭の上から何か降ってくる危険がないかを確認して避難をします。

どうしてもバイクを持って移動することができない場合には、とりあえず自分の身だけでも安全なところに避難して揺れが収まるのを待つというのが正しい方法です。
ラジオがあればそちらから地震速報を確認するとともに、道路の通行止めが起こっていないかを調べましょう。

バイクから離れる場合

地震時に転倒をしてフレームやハンドルが曲がってしまったり、道路の損傷がひどく走行が不可能になった時には安全な場所にバイクを置いて避難をします。
路上に置いて避難する時にはできるだけ道路の左側に寄せてエンジンを止め、キーをつけたままの状態で離れます。

キーレスエントリーのバイクの場合にはスターターを目立つ部分にひっかけるか、補助用のキーを差し込んで動かせる状態にしておきます。
盗難されるのをおそれてロックをかける人もいますが、大きな地震の場合様子が落ち着いてきたら大型の緊急車両が入ってきますのでそのときに動かせない状態になっていると救出作業が遅れてしまうことになります。

逆に、十分に走行することができるようならバイクは乗って避難するというのも方法です。
バイクは悪路に強いため、災害時の移動や救出作業に便利となることがあります。

 

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