危険性を考慮する

楽しいバイクの運転ですが、万が一事故が起こった場合には、かなりの被害を覚悟しなくてはいけません。
自動車であっても事故の危険性は変わらないのですが、バイクの場合自分の体を守るものはヘルメットと胸部を守るプロテクター程度のもので、あとはほとんどむき出しの状態となっています。
また転倒した場合には体が車体から投げ出されてしまうので、そこに別の車両が来るかもしれないというような危険が出てきてしまいます。
バイクを運転するときには、そうした事故の危険性や可能性について十分に考えながら行っていくことが大切です。

事故が起こりやすい場所とは

そんなバイクの事故対策として知っておきたいのが、どのような場所でより多く事故が起こっているかということです。
バイクの事故のうち交通死亡事故につながるものの多くは、市街地で起こっていることがわかっています。
都道府県別に見てもやはり東京や大阪といったような道路が多く集まる都市部の方がより事故発生率は高くなっているので、市街地の運転にはまず十分な注意が必要となります。

市街地での事故の中でも特に多く発生しているのが交差点での事故です。
ちょっと意外なことですが、信号のない交差点よりもむしろ信号機のある交差点の方が事故件数が多いということも統計として残っているので、交差点の進行には信号だけに頼らずきちんと自分の目で安全確認をしていくようにしましょう。

また事故が起こりやすい時間帯として、夕方の宵の口の時刻が挙げられています。
宵の口とは夕方4時~夜8時までの時間帯のことで、特に日が沈むまでの薄暗い時間帯に集中しています。
これはちょうど自動車がライトを着けるかどうか迷うくらいの時間であり、視界もぼんやりとして見えにくくなってくる時間です。
さらに夕方の時間帯は会社での勤務が終わって帰宅をするなど一日の疲れが出てくる時間でもあるので、つい気持ちが緩んでしまうということもあるのでしょう。

バイク特有の事故ということでみていくと、まず危険性が高いのは雨の日のスリップです。
雨の日の濡れた路面はただでさえ滑りやすいものですが、中でもマンホールの蓋の上や横断歩道などのペイント部分はかなり危険が高くなります。
バイクに乗っていてスリップが起こると、あっと思った瞬間に車体が横にずれるのでかなり焦ってしまいます。
その焦りが誤った操作を誘発してそれが重大な事故につながることもあります。
ですので、雨が降り始めたら早めにレインウェアやヘルメットのシェードを使用するとともに、滑りやすい路面部分を早めに発見して対処できるようにしていきましょう。

 

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