バイクのデザインはどのように生まれるのか
バイクをデザインするプロセスについて
バイクのデザインは「ユーザーが求めているのはどんなバイクか」を検討することから始まります。
生活のどんな場面で使いたいのか、主な用途は何かといった点を入念に検討していくことでデザインの方向性が見えてくるのです。
また、バイクの売上も分析して、よく売れるバイクのトレンドを見定めます。
市場の分析を通してデザインの大枠が決まったら、新製品のコンセプトを設定します。
これは開発が完了するまでの道筋を定める重要なプロセスです。
ここで文章化されたコンセプトを基に、ボディーの外観に関する詳細なスケッチが行われます。
1台のバイクで数百枚のスケッチが制作されることも珍しくありません。
このスケッチ作業は長年にわたって画用紙に手書きするのが一般的とされていたものの、近年では高機能のペイントアプリが活用されるようになっています。
外観が決まったら、各パーツのデザインを決めていきます。
この作業では、パーツの形状や素材イメージを決めるだけでなく、コンセプトで設定したユーザーが求めている機能なども加えて詳細に描くことが必要です。
例えばメーターの表示はアナログかデジタルか、後方視野を十分に確保しつつ前方を見る妨げにならないミラーの形状や位置はどのようなものかといった点まで、細かく設定してスケッチ作業が進められていきます。
バイクに関してはサスペンションやクラッチレバー、あるいはエンジンなど高度な専門的知識が求められるパーツも描く必要があります。
自動車ではこれらのパーツは基本的に外側から見えない位置にあるため、デザインで描く必要はありません。
一方、バイクではこれらのパーツがすべて露出しています。
そのため、デザイン担当者は開発担当者のアドバイスを受けながらデザインを進めていく必要があるわけです。
重要な機能を持つパーツのデザインが決まったら、その周辺パーツを少しずつデザインします。
これにより、バイクを組み立てるのに必要なすべてのパーツに関するデザインが完了し、モデル機の制作を担当する部署へ依頼するというのが一連の流れです。
カラーリングを決めるプロセスについて
バイクのカラーリングを決定する際にも最初に設定したコンセプトがベースです。
ユーザーへ伝えたいメッセージを表現するうえでどの色が最も適しているか、艶出しか艶消しかといった点を決めていきます。
同時に、他の業界でヒットしている商品をチェックするのも重要なプロセスです。
どの年代にどんな色が支持されているか、その色はバイクのコンセプトと合致しているかといった点を包括的に検討したうえで、実際のパーツに色を付けた試作品を作っていきます。
その評価に基づいて、最終的なカラーリングリストが決定されるわけです。
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初心者の為のバイクマニュアルです。
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