ABSとは
アンチロックブレーキシステムの略で、126cc以上のバイクには必ず搭載しないといけません。バイクのブレーキは通常、ゆっくりかけるものですが、思いがけず急ブレーキをかけてしまったとき、ブレーキロックが働きます。ブレーキロックとはブレーキが車輪の働きを止めてしまうことです。ブレーキロックによりバイクは停止できますが、急ブレーキで転倒する恐れがあり大変危険。このブレーキロックを回避するために作られた装置がABSです。ABSが装備されていれば、ブレーキによりタイヤがロックしないように自動でバイクのスピードを減速させ安全に停止できるようになります。
ABSのメリット
ABSを搭載することで深刻な事故の1/4を防止できるといわれています。
急ブレーキによるスリップや転倒を防ぐ
走行中に思いっきりブレーキをかけると、タイヤがロックされてしまいスリップや転倒してしまう恐れがあります。しかし、ABSがあれば急ブレーキによりバランスを崩すパニックブレーキや、濡れている路面で発生しやすいブレーキロックを防止して転倒を防いでくれます。
制動距離が短くなる
ABSを搭載しているバイクは、ブレーキをかけてバイクが止まるまでの制動距離が短くなります。ABSはブレーキ圧を感知するとロックしないように最適な制動力を制御してくれるわけです。
ABSのデメリット
ABSにもデメリットがあります。
バイクの価格が高くなる
ABS搭載車は非搭載車よりやや高くなります。車種によって異なりますが、4~6万円ほど高くなると考えるといいでしょう。しかし、義務化によってABS搭載車が一般的になるとコストが抑えられる可能性があります。
バイクが重くなる
ABS搭載車は、非搭載車よりも3~5kg重くなります。軽量なオフロード車だと重量が気になるかもしれません。
法律により義務化
2015年1月にABSまたはCBSの取り付けが義務化されました。適用は2018年10月1日からで126cc以上のバイクにはABSが必須となっています。125cc以下のバイクはABSかCBSのどちらかをとりつけなければいけません。CBSとは、ブレーキを動作させる装置のことで主にスクーターに搭載されています。ただし、原付一種やオフロード競技使われるエンデューロ車などは適用外です。
2018年10月以前から販売されている継続生産車については2021年10月1日から開始になっています。
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