NC750Lが持つ特徴や魅力を知ろう
ホンダが2022年7月に発表したNC750Lは、「教習所専用モデル」というユニークなコンセプトに基づき、教官や教習生の使いやすさを重視したデザインおよびスペック構成となっています。
このモデルのベースとなっているのは同じホンダの人気車種であるNC750Xです。
NC750Xは同クラスの中でも車重が比較的軽く、シートがあまり高くないという特徴があるため、大型バイクに不慣れな人にとっては扱いやすいモデルとして人気を博しています。
NC750Lもこうした特徴を引き継いでおり、シート高に関してはNC750Xよりもさらに低く設定されています。
そのため、初めて大型のバイクへ触れる人でも取り回しがしやすく運転がしやすいという魅力があるのです。
NC750Lが持つ別の特徴は「安定した低速走行が可能」という点です。
教習所内で行う技能教習中は基本的に低速での走行となり、中高速での運転は一般道での教習へ進むまでほぼありません。
そこで、NC750Lは超低速でも安定したトルクで滑らかに運転ができるよう配慮されています。
「転倒を想定したバンパーが取り付けられている」というのもNC750Lの特徴でしょう。
後輪とエンジンの前方には、左右それぞれブラックメタリックのバンパーが取り付けられています。
このバンパーがあるおかげで転倒してもある程度のスペースが確保されるので、地面とバイクの間に体が挟まれてしまうというリスクはかなり軽減されるのです。
このバンパーは取り外しが可能というのも嬉しいポイントでしょう。
加えて、NC750Lのフロント部分には4色の表示ランプが取り付けられており、教官はこれをチェックすることで運転の状態をすぐに識別し、必要であれば指導を与えることができます。
NC750Lのスペック
NC750Lのサイズは全長2,205mm、全幅845mm、全高1,200mmとなっています。
地上高は125mm、シートの高さは793mmです。
燃費はMTタイプが39.0km/L、ATタイプが36.0km/Lとなっており、750ccクラスのモデルとしてはかなりの低燃費を実現することに成功しています。
クラッチは湿式多板コイルスプリング式で、MT・ATいずれも6段変速です。
NC750Lのフレーム形式にはダイヤモンドが採用されています。
エンジンを活用して剛性を高めつつ軽量化が図られており、車重はMTタイプが218kg、ATタイプが228kgです。
最大トルクは3,500rpm、最大出力は5,500rpmで、2016年に発表されたモデルと比較すると出力のマックスは250rmpアップしています。
ブレーキは前後いずれも油圧式ディスクが使われており、以前のモデルからの変更はありません。
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