カウルの歴史
飛行機のカウルからスタートした
現在ではライダーを風から守る重要なパーツとして定着しているカウルですが、カウルは元々バイクパーツでは無く、飛行機のパーツとして誕生した物です。
約100年ほど前、バイクレースが絶世期を迎えており、各バイク会社で様々なカスタマイズが行なわれていきましたが、その内の1つがカウルでした。
バイクだけではなく飛行機のレースも当時盛んだったことから、お互いに良いところを補いつつ成長し合い、その内の名残の1つとしてカウルが残っているのです。
カウルがある事でライダーへの負担を減らすことはもちろん、ハイスピードを出しても空気抵抗を受けにくく車体が安定します。
その結果レースで重宝されるパーツとして定着し、現在に至るまで、高速道路を走る機会が多いようなツーリングライダーにも重宝されるようになったのです。
当時はレースバイクを中心に取り付けられることが多かったパーツですが、市販車としてカウリングバイクが世に出回り始めてから、知名度が一気に上がります。
市販車にカウリングバイク登場!
市販車で始めてカウルが取り付けられたのが、1972年に発売されたドゥカティの750SSです。
元々はレーシングマシンとして誕生していましたが、その絶大な人気からレプリカマシンが誕生し、世にカウリングバイクが出回ることとなりました。
カウルがつくことで走行性能がアップすることはもちろん、洗練されたクールなデザイン性と相まって、瞬く間にカウルが浸透。
BMWやハーレーダビッドソンなど各社こぞってカウリングバイクを誕生させ、一時カウリングバイクブームが到来することとなったのです。
日本では禁止だった時代も?
諸外国ではカウリングバイクブームが到来していた1970年代ですが、何と当時の日本ではカウリングバイクが認可されていませんでした。
その為カウリングバイクは輸出モデルにのみつけられており、当時はカウリングバイクは日本国内では出回っていなかったのです。
日本子屋内で本格的にカウリングバイクが出回るきっかけとなったのが、アフターマーケット用のパーツとしてカウリングパーツの販売がされたことにあります。
特にライダーから人気が高かったのがモータープロダクトヤジマで、フルカウリングにシングルシート、セパハンを搭載したクールな見た目に魅了される方がほとんどでした。
その後徐々にカウリングの存在が認められはじめ、ついに市販車に標準装備されるまでに発展。
ホンダやスズキなど日本を代表する国産メーカーがこぞってカウリングバイクを発表し、カウリングバイクブームが日本にも到来することとなったのです。
諸外国から遅れを取った形にはなりますが、その分非常に質が高く、洗練されたバイクが誕生したと言えるでしょう。
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